そら豆発祥の地は西アジアや北アフリカと考えられていますが、徐々に各地へ広まり、太古から世界中で栽培されていました。そら豆が日本に入ってきたのは8世紀ごろ、奈良時代に中国を経てといわれています。
香川県では昔から、米を収穫した後に裏作として、讃岐うどんの原料である小麦と、しょうゆ豆に使われるそら豆を多く栽培していました。
昔の香川の春は、そら豆が食卓を飾っていたのでしょう。そら豆は春を代表する植物として、四国では四月豆と呼ぶこともあります。
しかし、この旬の時期に食べる緑色のそら豆は実は未成熟。しょうゆ豆に使うものは、畑で完熟させてから収穫し、天日に干した薄茶色の乾燥そら豆なのです。
しょうゆ豆の主原料「そら豆」

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